2018年1月4日木曜日

一貫性は合理性とイコールではない being consistent is not equal to being rational

年初早々ですが、興味がある銘柄がすべてovervaluedな状態なので、またまた意思決定に関する話です。毎度抽象的な話で退屈かもしれませんが、しばしお付き合い下さい。

今日は、一貫性と合理性は必ずしも同一ではないという話です。

私たちは一貫性のある人を合理的な人とみなす傾向があります。しかしながら、現実社会においては、白黒はっきりとしないことが多いため、一貫性に固執することで、非合理的な選択をしてしまうことが多々あるのも事実です。例えば、株の塩漬け、破綻した結婚の継続、希望して入った会社を退社できない等もこの一貫性への固執からきていることでしょう。このような状態で、合理性を保つには、二つの相反する思考を一つの頭に収めることが必要となってきます。実際にやっていただければ、分かると思いますが、これは結構ストレスフルな作業です。

ちょっと、試しにやってみましょう
①まず自分の嫌いな主義・思想・宗教・国・歌手等、何でもいいので思い浮かべて下さい。
②次に、その想像した嫌いなものに、自分が一番好きなものを連想させることを想像してみてください。
 例:自分が一番嫌いな歌手が、自分が一番好きな歌手の親戚(or親友)
   自分が一番嫌いな歌手が、自分の母校出身だった等

どうでしょう?言いようのない不快感を感じませんでしたか?
上の連想は想像ですが、実際にこのようなことがあった場合、どんなに不愉快に感じても、その事象がポジティブなものと関係していることは事実であり、それを排除しようとすることは、事実を正確に捉えられていないということになります。

というところで、初年度のコラムの落ちとして、日英並記がしんどくなってきたので、その辺は適当にやりますが、これは一貫性はないけど、合理的な行動なんだよ。というところで終わりたいと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。